伝える力とは?人を動かす為の3つのルール

思った通りに人が動いてくれない。
自分の気持ちが伝わらない。

相手に何か指示しなければいけない立場の方で、このように悩んでいる人は非常に多い。

なぜ気持ちが伝わらないのか。
なぜ思うように人が動いてくれないのか。


仕事においてもプライベートにおいても、相手に自分の思っていることを伝える際、相手に伝えなければいけないことは、「物事」と「感情」だ。

「物事」だけを伝えても会話は成立するが、その言葉に「心」がこもっていない為、気持ちがが届かないといったことが往々にしてある。

今日は相手に自分の気持ちを「伝える」ことにフォーカスしてみる。

そして、人を動かすには後述する3つのルールを守るだけでいいのだ。

伝えるべきこととは

結論から言うと、伝えるべき大項目は2つだ。

「物事」と、その背景にある「人間の感情」

物事と人間の感情とは一体なにか。

単純な例だが、以下二つの職場の会話例を見てほしい。
どちらが相手に気持ちが伝わるだろうか。どちらが相手が動いてくれるだろうか。

①この棚の書類を整理しておいてほしい。今日中に終わりそうか?

②この棚の書類を整理しておいてほしい。大変だと思うが、書類の内容を熟知していて、丁寧に仕事をしてくれる●●さんに是非お願いしたい。今日中に終わりそうか?


①は、「お願いしたい物事」と「希望結果」しか伝えていない。
②は、「お願いしたい物事」と「その人の背景と理由」と「希望結果」の3つを伝えている。

どちらが有効的か。
分かっていると思うが結果は一目瞭然だ。

①の方法でお願いされた方は、単純に作業だけを行う。
②の方法でお願いされた方は、やる気をもって作業を行う。承認欲求を満たされた為、熱意をもって作業する。

結果、②の方法でお願いされた方が、作業の精度が圧倒的に高いのだ。

感情を伝えるにはどうしたら良いのか

相手のことに関心を持つ

人は忙しいとどうしても物事しか伝えようとせず、人自体に関心を向けなくなってしまう。それではうまくいかない。どんな状況であれ、どれだけ人に関心を持てるかが、その後の結果において重要なポイントになってくるのだ。

まずは、物事を伝えたい相手がどういう人物なのかを知る必要がある。

何が得意で、何が不得意なのか。
何か好きで、何が嫌いなのか。
現在のポジションと環境はどういう状況なのか。
何に喜びを感じられるのか。

次に、相手の特徴を認識した上で、なぜあなたなのか(あなたにお願いしたい)のかをセットで伝える。

相手に興味をもって、その理由と期待を言葉に乗せてお願いする。 たったこれだけのことで、言葉に体温が宿るのだ。

承認欲求を満たしてあげる

一般的に20〜30代の頃は、必然的に承認欲求が高まるような年齢といわれている。この時期は自分の承認欲求を満たしながら成長していくのだ。

また、基本的に人間とは、承認欲求=モチベーションだという。

承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


会話の中で、相手の承認欲求を満たしてあげる言葉を忍ばせることで、相手は心が満たされ気分よく動いてくれるのだ。

さりげなく相手の承認欲求を満たし、自信を与えてあげることが重要だ。

適切なリアクションをする

せっかく頑張ったのに、自分が望むようなリアクションがもらえない場合、人間は非常にストレスが溜まってしまう。

このストレスはやがて、劣等感・不安・嫉妬に繋がってしまう。

ここでしっかりリアクションしてあげないと、 今後の良い関係に繋がらないので要注意だ。うまくいったならそれを伝え、ダメだったならそれも伝える。何も反応してあげないのが一番よくない。

常に他人の評価を気にしてしまうのは、現代社会の闇といえば闇なのだが、基本的に人は褒められて伸びるものだと思っている。

相手が頑張ってくれたのであれば、しっかりと理由を添えて褒めてあげてほしい。

まとめ

人を動かすこと。
難しいことだが、実はちゃんと明確なルールが存在しているのだ。

その人を動かすルールは以下の3つだ。

・相手に興味をもつ
・承認欲求を満たす
・適切なリアクションをする

当たり前のようで実践出来ていない、理解しているようで理解していない。しかしルールはちゃんとある。人を動かすとはそういうことなのかもしれない。

今一度基本のルールに立ち戻ってみてほしいと思う。