一型糖尿病 入院してた時の記録 後半


一型糖尿病 入院してた時の記録 後半です。

※前半の話はこちら

【入院5日目】

もう完全に入院生活にも慣れた。というか飽きた。この頃には血糖も少しずつ安定してきて、風呂にも入れた。

ただ、食後血糖だけはなかなか改善せず、200越えの日もしばしば。まだ知識もなかったから糖質が血糖に大きく影響するなんてこともわからなかった。その為、病院で出された食事を何も考えずに食べてた。

昼間は時々病院の外に散歩に出かけたりしたけど、低血糖には十分気をつけるようにと、かなり心配された。昼間はゲームしたり、漫画読んだりして時間をつぶして夜はなるべく早く寝るようにしてた。入院するまでの一年間が本当に強いストレスに晒されてきたので、ノンストレス状態が続くことで、精神的にもかなり前向きになってきた。

SNSで病気のこと公開したりもした。そもそも隠すつもりはなかったが、糖尿病っていう名前はなんかかっこ悪いなぁって思っていた。

【入院6日目】

一時帰宅が認められたので、一回自宅に戻ることが出来た。病院からは近所なので夕方頃歩いて帰った。別に一時帰宅じゃなくてさっさと退院したかった。しかしまぁ、自宅に帰れたのはよかった。これからどうやって生活していこうかってことを強く意識するようになって、急に現実に引き戻された感じがした。入院生活は社会と隔離されてしまうから、生活の感覚が狂う。

長い間ずっと入院してたらちょっとやばいかもって思った。一番よかったのは一人で住んでいなかったことだったなぁと思う。

結婚して二人で暮らしていたので、何かと安心だった。これはマジでよかった。一人だったら一時帰宅とか意味ないし。。そんな感じで、その日は一日自宅で過ごし、次の日の昼にまた病院に戻った。病気を抱えたままで一日だけ日常を経験させるっていうのが病院側の意図なのかなぁ…

 

 

【入院生活7日目】

血糖もだいぶ落ち着いてきたとのことで、食事療法の講義等を受け、最後の仕上げに入っていく。今考えると、あの時教わったら食事の研修なんて何の意味もなかったような、、そもそも内臓の一機能がぶっ壊れている上に、インスリンをシャドウ打ちして血糖を管理するとか、発想がやばすぎる。講義を受けながら、他の方法ないのかなぁ…自分でしっかり管理しないと死んでしまうわ。。と直感的に思っていた。

退院の前日、同じ部屋の人達とお別れの挨拶をしながら談笑した。「もう戻ってくんなよ」とか「今度のもうぜ」とかいろいろふざけて話したけど、一番印象に残ってるのは合併症の話をしたこと。ほんとにやっかいらしい。この病気の一番怖いところは、合併症の種類が多すぎること。失明、指先の壊死、腎臓障害、、、等 やばすぎるでしょ。失明だけは避けたい。

そしてその時話していた同じ病室のこの人達は全て合併症を経験中の人達。本当に恐ろしかった。血糖の管理を怠ったらシャレにならんぞと本気で感じた。それぞれ後悔の言葉を口にしていたけど、話を聴いてみると、ほとんどのみんなが病院の言われたとおりにしっかりとインスリンを打って管理してたみたい。

その時思った。これって、治療法間違ってないかいと。ここにいる人たち全員合併症になってるし。。発症率高すぎる。退院間近にものすごくナイーブになったと同時に、自分でなんとかしなきゃいけないと強く思った。

 

【ついに退院】

ついに退院の日がきた。

軽い手続きを済ませ、身支度を整え病室を出る。いやー長いようで短かった。

お世話になりました。会社に退院した旨を伝えたけど、余裕を持ってあと2日休むことにした。会社からは病気のことを隠すかと問われたが、隠さずに言ってほしいと伝えた。なんでかっていうと、堂々としたかったから。たぶんもし禿げたら、堂々とカツラ被ると思う。そして人前で平気で外してみたい。面白いから。そういうタイプの人間だから全然抵抗はなかった。

ちなみに入院費だけど、都民共済に入っていたのと、高額医療制度のおかけでほとんど出費はなかった。自分で負担したのは30,000円くらいだったと思う。今の日本の医療制度だと、ある一定額以上を超えると自己負担しなくていいといった制度があるので、それに救われた。病気の心配と金の心配を同時にするのはしんどいので本当によかった。

 

 

自宅に帰ってから、今後の生活に向けて道具を揃えた。インスリンや血糖測定値を持ち歩くポーチ、使用済の針を入れる缶、低血糖用のおやつ、、、などなど。あと、手帳も買った。血糖や食事を管理する為のやつ。でもこれは続かなかったな。

実家の親も心配してた。嫁さんはあんまし深刻になってなくて、いつも通りだった。

 

 

【退院2日目】

どうにか一型糖尿病を治す手段がないか、一日中調べていた。どうやら、現在の医療技術では無理みたいだ。ただ、そこでやたら目についたのが、ドクター江部康二。その日のうちに本屋に行って、この人の本を買い漁って読みまくった。

衝撃だった。これしかないかもって思った。ただの医者じゃなくて、同じ病気をもった体験者として語られる言葉は説得力が違った。

その日から糖質制限信者として生きておりますが、今のところ健康です。体質は少し変わるけど、良い方向に向いていると思う。でも、糖質制限してるって言うとかかりつけの病院の先生は怒る。米も毎日三食食べなさいって言う。これ、自分が同じ病気になっても同じこと言うつもりなのかなぁ。 無理無理ーって思う。炭水化物を大量に摂取しながら、血糖値を管理するのは絶対に無理。


断言できる。絶対に無理。そんな感じで、今も健康に生きています。2018年6月 今のところ合併症なし。

2018年5月 糖尿病きっついなぁと思っていることはこちら↓

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1件の返信

  1. 2018年5月16日

    […] 後半へ続く 後半の話 […]

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