仕事におけるマインドフルネスの効果

マインドフルネスとは何か

マインドフルネス。巷でよく聞く言葉だ。この手の言葉は世の中にたくさんあふれているのが、なかなか端的に説明出来る人は少ない。だが、これは仕事においてとても重要なことなので、ここに記しておこうと思う。

まずは、大まかな説明がwikipediaに記載されていたので、引用する。

マインドフルネス(英: mindfulness)は、今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある

wikipedia

簡単に説明すると、余計なことは考えずに、今やっていることだけに集中することだ。これをマインドフルネスと呼ぶらしい。

常に安定した心理状態を作り出すことを目的とし、このマインドフルネスの考え方を取り入れている企業は多いという。
ただ、実際はどうだ。忙しさに追われ、お昼休憩の間も常に仕事のことを考え、PCにかじりつく。そんな日常ばかりではなかったか。少なくとも私はそうだった。

瞑想やヨガの効果なんてまやかしだと思っていた。

でも、今は違う。体を壊して、自分と向き合ってから、考え方が180度変わった。

マインドフルネスは仕事、人生においてとても大切なことだと思っている。

マインドフルネスの効果とは

人は、同時にやることが増えれば増えれるほど、どんどん効率が悪くなってくる生き物だ。もちろん機嫌も悪くなる。やならなければいけないことが多すぎると、衰弱し、集中力が散漫になるのだ。その為、普段の半分ほどのパフォーマンスしか発揮できなくなるのだ。

集中力が低下してくると、思考が、過去や未来に飛び、心ここにあらずの状態に陥る。何にもフォーカスできず、大海原の中で漂流しているような状態だ。どこにもたどり着けない。
そんな状態では、大量の仕事を捌くことなど到底できないことにまず気が付くことが大切だ。

マインドフルネスとは、今この瞬間に目を向けること。現実に向き合うことだ。一体どのような効果があるのか。実体験からすると、基本的には以下の4つの効果が期待できると思っている。

・集中力が高まる。
・物事を見る視野が広がる。全体を俯瞰して見ることが出来る。
・判断力が増加し、物事の本質をとらえやすくなる。
・より創造的になれる。


どうだろうか。これは実際すべての仕事において大切なことではないか。
マインドフルネスに少しは興味をもってもらえそうか。

マインドフルネスのやり方

その日のマントラを決める

まずマントラとはその日のおまじないのようなものだ。
自分が前向きだと思う言葉を一つ用意し、それを空いた時間に心の中で繰り返し唱える。
例えば「少しでも人の役にたとう」とその日一日を通して、心の中で思い続けるのだ。実際には誰の役にたてなくてもいい。ただ、思い続けることで、本当に大切なことを見失うことがなくなるのだ。その一日限定の指針のようなものと思ってもらえればいい。

マントラなんてものはなんでもいいのだ。深く考え過ぎなくていい。
「スマートに働こう」でもいいし、「感謝・感謝・感謝」、「モテたい、モテたい」でもいい。

呼吸を意識する

呼吸を意識するとはどういうことか。

人はストレスがかかると、お腹ではなく胸で呼吸をしてしまう。本来呼吸とはお腹で行うものなのだ。実際に赤ちゃんはお腹で呼吸をしている。

まずは、自分がしっかりお腹で呼吸を出来ているかを意識する。そして、呼吸を整えることは、ストレスをマネージメントすることでもある。

「息整えば心整う 心整えば息整う 息すなわち心 心すなわち息 」といったことわざがある通り、心整える為に呼吸を意識する。

感謝する

一日のどの段階でもいい。とにかく、その日起きた出来事で、うれしかった事や感謝出来たことをピックアップしてメモしておく。

人や社会に感謝出来るようになると、自分の生き方の方向性にも気づけるようになる。自分にとって何が本当に大切なのか、何がしたいのか。何がうれしいのか。

感謝するということは、結局自分を知る為の一番の近道だ。 人に感謝出来る人は、必ず運気が戻ってくるようになっている。そういうものだ。感謝することは自分の成功において、重要な行為だと忘れないようにしたい。

マインドフルネスの体験談

マインドフルネスの経験者は、以下のような効果があったと語っている。

  • 自分の仕事に新しい意味や充足感を見つけた
  • 自分のやっていることが、ずっとうまくできるようになった
  • 自分のために質の高い時間を持つ重要性に気づき出勤日数を減らした結果、昇進した
  • 相手の話を聴くのがずっとうまくなって、すぐにカッとしなくなった
  • あらゆる状況を前よりもうまく理解できるようになった
  • 顧客の信用がずっと高まった
  • 心の平穏と幸せがずっと深まった
  • 結婚生活の質が上がった
  • 自分の深い悲しみをポジティブな形で処理できた
  • 前より優しくて理解のある目を通して自分と世界を眺めることができる

※出典元
サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 チャディー・メン・タン (著), ダニエル・ゴールマン(序文) (著), 一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート (監修), 柴田裕之 (翻訳) 出版社:英治出版

まとめ

マインドフルネスとは、自分を見失わない為に行うこと。
これは現代社会において非常に大切なことだ。自分が何を一番大切にしているのかに気が付くきっかけになる。

自分にとって大切なことが、仕事に追われて数字を追いかけることではないことに気が付けるはずだ。そんなことよりももっと大切に思っていることがあるはずだ。何の為に仕事し、どうなりたいのかを考える為に、マインドフルネスは有効な手段だ。


頑張ることは立派なことだ。でも何かに行き詰っていると感じた時は、まず本来の自分を取り戻す為に、マインドフルネスのことを思い出してほしい。そして、呼吸を整えてみてください。