ポジティブストローク 人付き合いについて重要なこと

この人と一緒にいると気分がいいな。
この人と一緒にいると元気になるな。
この人の誘いだったら行ってみようかな。
この人の為なら手伝ってあげたいな。

この人というのは、普段から肯定的な言葉を周りに発信している人ではないだろうか。人間の欲求の一つに「承認欲求」がある。自分の存在を他者に認めてもらいたいという欲求のことである。

人間とは、この承認欲求を満たしてくれる人と一緒にいたいと思う生き物なのだ。

周りを見渡してみると、心当たりがあるはずだ。承認欲求を満たしてくれる人の周りには多くの人が集まっているはずだ。そして、そういう人間は必ずリーダー的なポジションに就いているはずだ。

本日は、相手を認める様々な言動「ポジティブストローク」について考えてみる。

ストロークとは?

一般的にストロークというと水泳やテニス、スケート、ボートなどでよく耳にする単語だが、交流の観点からでは「存在を認めること」といった意味合いで使われる。

そして、 「ストローク」というのは私たちの心の健康を保つ為の大切な栄養素なのだ。食事から摂取するような身体に必要な栄養素とは別だ。心の栄養は、人とのストロークのやり取りによって摂取するしかないのだ。

家にずっと引きこもり、人との接触を断っていると、心の為の栄養を得ることが出来ない。結果心がどんどんやせ細ってしまい、生きる力を失っていく。

ポジティブストロークの重要性

まず、対人ストロークには、ポジティブストロークとネガティブストロークが存在する。

ポジティブストロークとは、 「挨拶」や「微笑み」や「感謝の言葉」 に代表されるような、肯定的なストロークのことだ。

ネガティブストロークとは、 「無視する」や「威圧的」や「否定の言葉」に代表されるような、否定的なストロークなことだ。

人は環境によって良くも悪くも変化する。生まれ持った資質よりも、長く身を置いている環境によって性格を左右されることが多いのだ。

もしネガティブストロークを多く浴びせられる環境に長く身を置いたらどうなるか?
萎縮し、自信なさげになり、受け身な性格になってしまうのだ。これは、自分が悪いのではない。その環境に長く身を置いてしまった結果なのだ。

では、ポジティブストロークが多く発信させる環境に身を置くとどうなるのか?
人は肯定的になり、自信をもち、自発的に行動することに積極的になるという。

肯定的なメッセージが多く発信されている職場・チームは、明るく、オープンでチャレンジ精神旺盛な、前向きな善良な環境に変化していく。

ポジティブストロークとは、自分の置かれている環境をより良いものに変化させていく為に、必要なスキルの一つだ。このスキルを身に付けるだけで、一年後あなたのいる環境はがらっと変わっているはずだ。

ポジティブストロークのポイント

では、ポジティブストロークとは、どのように身に付けていけばいいのだろうか?そのポイントは3つだ。

使う言葉の選択

まずは、否定的な言葉を肯定的な言葉に全て変えてしまうのだ。

「~だからできない」→「~ならできる」

肯定的な言葉で相手を認めてあげるのだ。しっかりと承認欲求を満たされた相手は、心に栄養が届き、やる気を出してくれることが多いのだ。そしてあなたのことも認めてくれる。

これは決して難しいことではない。相手のことを承認してあげて、それを言葉にするだけでいいのだ。

「あなただから任せたい」、「あなたでなければダメだ」、「あなたがいてくれてよかった」

このように、使う言葉を全て相手を認めてあげる言葉に変更する。

態度に気を付ける

言葉と同じく注意しなければならないのが、相手に接する時の態度だ。
これは普段の表情や態度に気を遣うということだ。

眉間にしわを寄せていたり、人が近づきにくいような態度、何か言ったら否定されて怒られるんじゃないかと思わせるような普段の言動っぷり。

普段の何気ない表情や態度。ここを改めない限り、いくら肯定的な言葉を口にしたところで意味はない。普段から誰かに見られている意識をもって、表情を前向きにし、快活な態度でいることが重要だ。

具体的に伝える

相手を褒める時、認めてあげる時は、なぜ?どんなところが?という具体性があるとより効果的だ。

具体的に褒める。そんなこと言われなくてもわかっていると思うが、的確に具体的に褒めてあげられるリーダーは決して多くない。的確に具体的に褒めてもらった相手は、その行動を継続し、より良い行動をとろうとするのだ。

接客後の部下を褒めるとしたら、

「●●さんに対応してもらったお客さんは、家族のように親身になってもらえて良いですね。言葉づかいも、相槌も完璧だったと思います。」

こんな感じだろうか。

より具体的に、何が良かったのかを嘘がないように正確に伝えることだ。人はちゃんと褒めてもらえたことはずっと覚えている。褒められたことがきっかけで、それが特技、取りえ、強みへと変化していく。

まとめ

ポジティブストロークのポイントは、以下3点のみだ。

使う言葉の選択
態度
具体性


ポジティブストロークを普段から使うことは、決して相手に良い影響を与えるだけではない。自分からポジティブストロークを発信することを意識していると、相手からもポジティブなものが返ってくるようになっている。世の中そういう風に出来ているのだ。

ポジティブストロークは、人が生きる強さを育む。
人が生きる強さをもらえるのは、人からでしかない。まずは自分が与えて、相手からも与えられる。そうやって人は助け合いながら生きていくしかないのだ。