インスリン注射 痛い?痛くない?

インスリン用の注射器で、自分の腹に自分で注射している。
このようなことを周りに話すと、概ね似たようなリアクションがある。

「それって痛い?怖くないの?」

大体注射に関するイメージは、皆同じようだ。

予防接種やなにやらで、昔注射された時の痛かったイメージが残っているし、針を刺すのはやはり痛そうだと思う。

実際、インスリン注射は痛いのか?


結論からいうと、痛い時と痛くない時があるけど、7割くらいは痛くないだ。

なんで通常の注射と違って痛くないのか?それには皮膚に存在する痛点が関係している。

痛点とは何か?

人間の皮膚の表面には、痛みを感じる点「痛点」が、1㎠当たり百~2百個、分布しているらしい。つまり1ミリ四方におよそ2個痛点があることになる。

この痛点が痛みを感じるポイントとなっていて、その痛点に注射の針が少しでもあたってしまうと、人間は痛いと感じてしまうのだ。

これが、あのチクっとした感じの痛みの原因である。

どうして現在のインスリン注射は痛くないのか?

普通の注射は痛いのに、インスリン注射はなぜ痛くない確率が高いのか?

それは、ざっくりいうと単純に針が小さいからでしかない。
下の画像は痛点と針のイメージ図だ。

肌色の部分が皮膚だとして、赤い丸が痛点だとする。
この赤い部分に針を刺してしまうと、チクっとして痛みを感じてしまうのだ。

灰色の丸は針の直径だと思ってほしい。

まず、大きい針の方を見てもらうと、おもいっきり痛点に三か所も触ってしまっている。痛点に触れるということは、痛みのポイントを刺してしまっているというこだ。だから痛いと感じる。

次に小さい針の方を見てもらうと、痛点をうまくすり抜けている。痛点に触れていないから痛くないのだ。

針が小さければ小さいだけ、痛点をすり抜けられる可能性が高くなるという単純な話だ。

現在のインスリン注射の針の直径は、採血等に使う針に比べて大幅に短い。
だから痛点に触れる可能性が低く、刺しても痛くない時が多い。

しかし、あくまでも可能性の問題で、針を皮膚に刺す以上、痛点に触れてしまう可能性は0ではない。痛点にクリティカルヒットしてしまえば、それは必ず痛い。

痛点の場所は目に見えないし、自分で探すことなどは不可能だ。その為、痛いか痛くないかは、正直その時の運しだいだ。

インスリン注射 痛くない場所はあるのか。

これはよくネットでも検索されているワードだが、痛点の論理から考えると、痛くない場所はない。

もし痛くない場所があるとしたら、それは注射を打ち過ぎて皮膚の部分が腫れている部分ではないだろうか?
これは、同じ場所に打ち過ぎたことによる弊害だ。同じところに打ち過ぎると、その部分が 凹んだり、硬くなってしまいインスリンが吸収されなくなってしまうので注意が必要だ。

いままでの経験上、どの部位に針を刺しても、痛いときは痛い。
その場合は、痛点に触れてしまったんだなぁと諦めるしかない。

インスリン注射 今後の展望

最新のニュースでは、 インスリン注射の代わりとして カプセル型の経口薬の研究が進んでいるらしい。※2019年10月時点

どうやら、インスリンなどのタンパク質でできた薬剤を口から飲み、小腸から体内に吸収させ、血糖値を下げるというものらしい。

もしこの治療薬が開発されれば、今までの注射は必要なくなる。
世の中、注射より経口を望んでいる人が圧倒的に多いと思う。私もそうだ。

正直、注射は嫌だ。


現在、糖尿病関連のビジネスや研究が、ものすごい大きい市場になってきているような雰囲気がある。

まだまだ不便が多い分、そこを狙ってどんどん大手企業が参戦しているような状況だ。今後どのような展開になるのかはわからないが、個人的には経口薬の開発は是非お願いしたいところだ。