パワースポットは別にパワーはくれない。鎌倉編


別に人生に病んでいるわけではないけど、都内のコンクリートジャングルで生きていると、たまに用もなく意味もなく遠出したくなることがある。自分探しなんて青臭いものじゃなくて、単に息抜きとしてだ。今回訪れたのは神社やお寺といった所謂パワースポットで有名な鎌倉。今までパワースポットなんて女子供の戯言だと思っていたが(すみません。。)、今回まんざらでもないなって思うようになりました。

~草木が元気に育ち、エネルギーを感じられる場所。
 神聖な気の漂っている場所・神仏が宿っている場所のこと~

パワースポットの定義は大体こんな感じなので、そんな場所を目指して、今回は北鎌倉で下車した。結構遠いのかなぁって思うが、何気に新宿から電車で1時間30分もあれば着きます。

北鎌倉駅はこんな感じ↑

まず最初に向かったのは、鎌倉で一番好きな場所。明月院。とりあえず名前がかっこいいですね。明るい月の院(寺じゃなくて院というところが良し。)

 

 

明月院 紫陽花と悟りの窓-

明月院

紫陽花の名所として知られ、「紫陽花寺」とも呼ばれるほど、6月上旬頃に時期に訪れると、大量の紫陽花が咲いています。ちなみにウィキペディアによると、この寺で紫陽花を植えたのは第二次世界大戦後で、物資や人手が不足して参道を整備する杭が足らず、杭の代わりに「手入れが比較的楽だから」という理由で紫陽花を植えたのだそう。なんと!なので、もともと紫陽花寺ではなかったのか。


6月はこの階段の両脇が紫陽花になります。

 


境内の木々の緑がばーんとはじけてます!

紫陽花の時期もとても綺麗ですが、個人的に一番のお勧めは時期は4月上旬から中旬なのです。理由は、まず1つ目に観光客が少ない。そしてこの時期の新緑が咲き乱れる庭の生命力たるや!!アジサイの色鮮やかさに負けず劣らずとても見ごたえがあります。

そして、本堂(紫陽殿)に設けられた美しい丸窓。通称「悟りの窓」

その昔この場所で誰が何をしていたかは知らんけど、ずっとここにいたいなぁと思うほど庭がとにかく綺麗。まるーい窓も綺麗!!夏に扇風機置いてここで昼寝したら気持ちいいだろう。もし、猫が畳の上で昼寝してたら絵として完璧だったのに。しかしこの丸い窓は閉まるのか?閉まらないと、部屋の中に虫が入ってこないかい?

次に、明月院から徒歩で向かったのが、鶴岡八幡宮。向かう途中で見かけた湘南クッキーの自販機でクッキー買った。味は普通。ですので、別に買わなくてもいい。でも今回はお土産に買ってしまった。。


この辺ではちょいちょい見かけます。

 

鶴岡八幡宮 -とにかくでかい-

鶴岡八幡宮
もうね。ここはとにかく全部がでかい。道幅も、舞殿(マイドノ)も、本宮(モトミヤ)も全部がでかい。そして、でかいから迫力がある。また、いつ来てもりんご飴やたこ焼きなどの的屋が出ているので、軽く縁日感があって好き。人が多く賑わっている場所はそれだけでエネルギーがあるなぁと思うが、今回求めているパワースポット感とはちょっと違う。しかし、鎌倉に観光に来る方は、大体ここを訪れるほど、まぁ有名です。鎌倉の中心地の高台にあるので、階段の上から見える景色は絶景です。写真を一枚。


次に、竹林で有名な「報国寺」に向かおうと思ったが、途中にどうしても気になる寺が出現。

 

杉本寺 -弁天池と大蔵弁財天とカエルたくさん-

杉本寺
あまり聞かない寺だが、今回はここの寺が一番気に入りました。
鎌倉最古の寺ということで、まぁ見た目は古く、奉納旗が新撰組の旗のようにかっこよくたくさん立っています。

結構急な階段を登ると、右手の方にいかにも金運にご利益がありそうな弁天池大蔵弁財天があります。池には大量のおたまじゃくしが泳いでいて、これが全部カエルになるのかと思うと、そのうちカエル寺なんて呼ばれるんじゃないかと。そして、そのまま登ると茅葺きの屋根の観音堂が地味に佇んでおりました。鶴岡八幡宮に比べると、その規模も派手さも見劣りするが、その周りの木々の景色の中に、素朴だが凛とした存在感がある。高台にあるこの寺の歴史は詳しく知らないけど、鎌倉を観光する際はまぁまぁのお勧めスポット。

 

報国寺 -竹の庭と足利義久-

報国寺
杉本寺に寄り道した後に向かったのが、報国寺。

竹の寺とも称されるだけあって、竹庭が有名です。まだ10代だった足利義久が自害した場所がここ報国寺で、やぐらの中にはお墓があります。悲しい歴をもつお寺ですが、現在は外国人観光客がわんさか訪れております。今回も外国人が本当にたくさん。竹林だけではなく、境内もきれいに整備されていて、抹茶も飲めるとあって外国人観光客は大喜び。報国寺全体の佇まいがいかにも日本らしいお寺だと思う。悲しい結末を迎えた足利義久も、まさか数百年後にここが外国人で溢れる観光地になるとは夢にも思っていなかっただろう。しかし10代で切腹とは、、昔の日本人の責任の取り方は異常。


苔がびっしり!


庭も本当に綺麗!

そして報国寺を出発して、鎌倉駅に向かう途中にありました。有名人の墓!

 

源頼朝の墓 -巨木と石塔-

頼朝の墓
さすがに超有名人のお墓だけあって、木に囲まれた石段を登っていく時の期待感たるや!

しかし肝心のお墓はというと、石塔が一つだけのしょぼい感じ。有名人の墓にしてはしょぼいなぁと思い調べてみたところ、昔は「法華堂」というりっぱな仏堂があったそうだが、明治時代に取り壊されてしまったとのこと。石塔は地味だが、周りに生い茂る木々の迫力は歴史の重を十分醸し出しております。


石塔の横にそびえる巨木!是非生で見てほしい。

 

以上、鎌倉観光でした!

歴史的な生い立ちや価値はよくわからないが、神社やお寺なんて建物は、生き物(人間以外)が住みやそうな場所に建っていることが多い。人間とペットとしかいない町で長く暮らしていると、神社やお寺の境内に立つだけで、異空間にいる感覚になる。相変わらず今回もパワーを吸収して元気になった感じはなかったけど、清清しい気持ちにはなった。たくさん歩いたし。

パワースポットとはパワーを受け取る場所ではなく、圧倒的な自然や建造物を目の前にして、自分の傲慢さや不遜さに気付かせてくれる場所なんじゃなかろうかと思う。

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